きゃりくらし
Career & Life
キャリア・仕事

大手vsベンチャー:転職・就職で迷ったら?元ベンチャー社員が徹底比較

こんにちは、きゃりくらしです。

前回の記事では、専門商社での3年間の営業経験をもとに、
仕事内容を解説しました。

今回は、転職・就職でよくある
「大手企業とベンチャー企業、どちらが良いか?」
という疑問について、私の考えを書いていきます。

私自身、中小企業、ベンチャー企業、大手企業という
3つの異なる企業形態を経験してきました。
そのため、それぞれの企業の特徴を、実体験に基づいて比較できると思います。

大手とベンチャーどちらにすべき?

結論から言うと、「どちらでもOK」です。
しかし、これだけでは記事が終わってしまうので、もう少し詳しく説明します。

「大手企業vsベンチャー企業」という比較は、
キャリアを考える上で本質的なものではありません

なぜなら、この比較は企業の外側から見た表面的なものに過ぎないからです。

例えば、「家族や友人からどう見られるか」「一般的な違いは何か」
といった比較は、本質的なものではありません。

就職・転職で本当に考えるべきは、

「そこで何をして、どんなスキルを身につけられるか」

ということです。

報酬、働く環境、福利厚生などは、その後の条件として考えるのが良いでしょう。

転職・就職で悩んだら?

転職・就職でベンチャー企業と大手企業で悩むのであれば、
私は大手企業をおすすめします。

ベンチャー企業に飛び込むことは、大きなリスクを伴います。
ベンチャー企業にいた経験から言うと、
悩んでいる時点で覚悟が足りないように思います。

リスクと言っても、様々なものがあります。

  • 倒産のリスク
  • 離職率のリスク
  • 年収が下がるリスク

ベンチャー企業は資金力が低い場合が多く、それに伴うリスクも大きくなります。

ハードワークは当たり前で、離職率も高い傾向にあります。

離職率が高いと、残った社員に負担が集中しやすくなります。

会社の収益性が低い場合、転職によって年収が下がることも
覚悟しておく必要があります。

経験豊富な人材であれば、年収アップも期待できます。
しかし、ハードワークに見合うかどうかは、よく検討する必要があります。

また、ベンチャー企業から大手企業への転職は、想像以上に難しいものです。

書類選考を通過するのも難しく、面接に進んだとしても、
十分な準備をして臨まなければなりません。

もちろん、経験やスキルにもよりますが、
安易な気持ちで「ベンチャー企業で経験を積んで、ダメなら大手企業へ」
と考えるのは避けた方が良いでしょう。

これらのリスクを十分に理解できていない、つまり悩んでいる時点で、
大手企業を選ぶのが賢明だと言えます。

ベンチャー企業で活躍できるのは?

ベンチャー企業で活躍できるのは、どのような人でしょうか。

  •  強い自信を持っている
  • 最後までやり遂げる覚悟がある
  • 自分で考え、計画を立て、実行できる

私の場合、特に3つ目の「自分で考え、計画を立て、実行できる」
という点が当てはまっていました。

必ずしも経験に裏打ちされている必要はありません。

自身の経験から強い自信を持っている人もいれば、
根拠のない自信と勇気を持っている人もいます。

よく言われる、「ファーストペンギン」のように、
迷わず飛び込める人は、ベンチャー企業で活躍できる素質があると言えるでしょう。

逆に、上記のような人は、大手企業では力を発揮しにくいかもしれません。
なぜなら、そのようなエネルギーと覚悟を持っていても、
大手企業では力を発揮できる機会が少ない可能性があるからです。

ベンチャー企業の方が成長できる?

これも結論から言うと、

「人による」

と言えます。毎回このような結論になってしまい、申し訳ありません。
しかし、これは大手企業とベンチャー企業の違いとは関係ありません。

大手企業は、研修制度や社内異動制度などが充実しており、
制度面では整っています。

しかし、入社後に分かるのは、これらの制度を利用して成長できるかどうかは、
その人次第だということです。

会社はあくまでも環境を提供するだけで、
それを活用して成長できるかどうかは、従業員次第です。

一方、ベンチャー企業は、このような制度がなかったり、
整備の途上だったりすることが多いです。

しかし、自ら「こうしたい」「このような経験を積みたい」と手を挙げれば、
十分に成長できる可能性があります。

また、社内の仕組み化ができていなかったり、
営業手法が確立されていなかったりする場合もあります。

このような「まだ確立されていない」部分に積極的に関わり、
会社を一緒に作っていくことで、得られる経験値は大きく変わってきます。

ベンチャー企業の方が裁量権が大きい?

これは、裁量権をどのように捉えるかによって異なります。

例えば、裁量権を「決定権」と捉えるのであれば、答えはYESです。

しかし、裁量権を「動かせるお金の大きさ」と捉えるのであれば、
答えはNOになります。

自分がどのような仕事や経験をしたいのか、よく考える必要があります。

とにかく会社の意思決定に関わりたい、
自分でプロジェクトを主導したいというのであれば、
ベンチャー企業ならすぐに経験できるでしょう。

逆に、大手企業でこのような裁量権を持つには、
時間と実力、そして運も必要になるでしょう。

大きな金額が動くプロジェクトに関わりたいのであれば、大手企業の方が有利です。

これは、会社の収益力の差によるものです。
キャンペーン活動などを行う場合、投入できる資金には大きな差があります。

「裁量権がある仕事がしたいからベンチャー企業へ」と安易に考えるのは、
入社後のギャップにつながる可能性があります。

裁量権をさらに細かく分解し、
自分のキャリアプランに合った仕事を見つけるようにしましょう。

まとめ

成長できるかどうかは、その人次第です。

大手企業に行っても、ベンチャー企業に行っても、成長できる人は成長できます。
その逆もまた然りです。

主体的に行動し、自分の行動を振り返りながら改善していける人は、
自然とキャリアを形成していけるでしょう。

そのようなスキルがあれば、会社という看板に関係なく仕事ができますし、
転職が必要になった場合でも対応できるでしょう。

記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
皆様のキャリアや転職の参考になれば幸いです。

ABOUT ME
きゃりく
年齢:アラサー 住まい:関東圏 職業:会社員・営業職 趣味:筋トレと散歩
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